看護の現場

チームで看護を継続し内容の濃い看護を提供

~当院は固定チームナーシングを導入して23年~

固定チームナーシングの目的

  • 患者さまに責任を持った継続した質の高い看護を実践する
  • 看護スタッフのやりがいの獲得と自己実現をめざす
  • 看護スタッフの育成(成果のある現任教育)をめざす

内容

固定したメンバー構成の各チームが理想の看護を目指し、毎年具体的な目標を持ち看護に臨んでいます。

日々の業務では、カンファレンスを頻繁に行い、患者さまの状態をチーム全体で把握し皆が看護に参加します。

病棟全体では、定期的にリーダー会やチーム会を開催しお互いのチームの状況報告や課題などを話し合います。

さらに、受持ち看護師としてナース1人が常時2~3名の患者さまを入院から退院まで受け持つので患者さまは『私の看護師さん』という意識が生まれ、信頼関係も築きやすいのではないかと思います。

受持ち看護師が勤務外の時は看護計画を基にチームでケアを担当し看護が途切れることなく継続でき、内容の濃い看護が提供できる点が特徴です。

メリット

複数の関わりにより、その人らしさを追及

この看護方式は、チーム全体で患者さまをケアできることが最大のメリットです。

個々のナースの適性をみてチーム編成ができ、キャリアの浅いナース達も受持ち以外の患者さまの看護展開を見て、勉強できるため成長が早いように感じます。

個人の力をチームの力として凝縮することで、患者さまとの信頼関係を深めます。

患者さまを受け持つのは入職して2~3ヶ月後ですが、最初はプリセプターと一緒にケアしその後半年で独り立ちしていくことを目標としています。

患者さまに対して、何ができるのか、何が理想の形なのかを考え“その人らしく、病棟全体が関与できること”を目指しています。

固定チームナーシング関係図

固定チームナーシング相関図

ナースの声

ナースの声

在院日数の短縮がすすむ中、一人ひとりの患者さまに十分なケアを提供するためにはチームの力が大きく影響すると思います。

一人では得られない信頼も複数のナースが関わることで可能となります。看護計画とその日の患者さまの状態などの情報を共有しながら看護に取り組んでいます。

新人でまだ自信のない頃先輩の助言をもらいながら受け持ち患者さまを看護し、満足されて退院する姿を見送ったとき、チームで関わる看護のすばらしさを実感しました。

聖フランシスコ病院看護部への応援メッセージ

固定チームナーシング研究所所長 西元勝子先生と
看護組織開発研究所代表 杉野元子先生からコメントを戴きました。

固定チームナーシング研究所所長 西元勝子

キリストの愛の精神に基づき、真摯で優しいシスターの運営する清潔で温かい雰囲気の病院です。

固定チームナーシングを導入して20余年、揺るぎない患者さま中心の医療・看護・介護を目指して、小集団活動で患者さまの問題解決に前向きに取り組んでいる看護部です。

固定チームナーシング研究所所長 西元勝子

看護組織開発研究所代表 杉野元子

病院や看護部の理念を具現化するために、長崎県で最も早く固定チームナーシングを採用した聖フランシスコ病院は、毎年継続して研鑽してこられた。一歩一歩前進するため、院内発表や全国研究集会での発表のチャンスに、聖フラの患者さま中心の看護の成果を問うてきた。リーダーもメンバーも役割を自覚すると潜在力が発揮されるのが小集団活動の良いところだ。みなさんが目標設定に参加し1年間実践する結果が、患者さまに反映する喜びとなるよう願っている。

看護組織開発研究所代表 杉野元子