検査科

部署概要

スタッフ総数 11名
(臨床検査技師)
細胞検査士:2名
認定輸血検査技師:2名
病理医師(非常勤):1名

検査科は、患者さまの血液や尿などについて調べる検体検査と、心電図や超音波検査など、生理的な機能と形態を物理的に検査する生理機能検査を行っています。これらの検査結果は迅速に医師へ報告され、患者さまの診断・治療・経過観察を行う上での重要な情報となります。

また、夜間や休日の緊急検査の対応も行っています。一部の特殊検査は外部施設へ依頼します。

検体検査

一般検査

一般検査では、主に尿検査(尿定性・尿沈渣)を行っています。

  • 尿定性:尿中の異常物質(蛋白・糖・潜血など)の有無を調べます。
  • 尿沈渣:顕微鏡を使って尿中を詳細に調べます(細菌や異常細胞など)。

この他に、妊娠反応検査、便潜血検査、虫卵検査、精液検査、関節液検査なども行っています。

血液検査
多項目自動血球分析装置(XE-2100)
多項目自動血球分析装置(XE-2100)

血液検査では、赤血球数・ヘモグロビン濃度・ヘマトクリット値、白血球数、血小板数などを測定したり、白血球細胞の分類、血球細胞の形態のチェックなどを行っています。これらは、貧血・多血症、白血病・炎症、出血傾向などの診断や病態解析、治療効果判定、予後推定などに欠かせません。

また、血液の固まる時間を測定する凝固線溶検査も行っています。この検査は、出血傾向がある場合や抗凝固薬(ワーファリンなど)療法のモニタリングに有用です。

生化学検査
自動分析装置(JCA-BM6050)
自動分析装置(JCA-BM6050)

生化学検査では、体液(主に血液)中に含まれる多くの化学物質を測定し、患者さまの体の状態を科学的にチェックします。これらは、様々な病気の診断や治療を行う指標となります。
当院では、2台の生化学自動分析装置を用いて、迅速に検査結果を報告できるよう努めています。

検査項目 関連のある
器官など
AST、ALT、TP、ALB、CHE、TB、DB、LDH 肝臓
γGTP、LAP、ALP 胆道
CK 筋・心筋
BUN、CRE、UA 腎臓
T-CHO、TG、HDL-C、LDL-C 脂質
AMY 膵臓
GLU、HbA1C 糖代謝
Na、K、Cl、Ca、iP 電解質
CRP 炎症反応
血清・輸血検査

<血清検査>
感染症(B型肝炎、C型肝炎、梅毒)の検査と、心筋マーカー(トロポニン、H-FABP、ミオグロビン)の検査を行っています。

<輸血検査>
輸血による副作用を防ぎ、安全に輸血を行うための検査として血液型検査(ABO、Rh)不規則抗体検査、交差適合試験などを行っています。また、輸血の時に使用する血液製剤(赤血球製剤、血小板製剤、新鮮凍結血漿製剤)の保管・管理も行っています。

細菌検査
安全キャビネット
安全キャビネット
同定・薬剤感受性パネル
同定・薬剤感受性パネル
自動測定装置
(WalkAway 40si)

細菌培養検査では、採取された検査材料(喀痰、尿、便、血液、鼻汁など)を、微生物が発育するために必要な栄養素を含む寒天培地に塗り、培養します。

発育してきた微生物について、同定・薬剤感受性パネル自動測定装置(WalkAway 40si)や用手法同定キットを用いて、病原菌名・薬剤感受性を確定します。その他、塗抹検査やウィルスの抗原検査なども含め、感染症の有効な治療につながる業務を行っています。

病理・細胞診検査

病理・細胞診検査では、組織検査・細胞診検査・病理解剖を行っています。

<組織検査>
手術や検査で採取された患部の一部から、主に、臨床検査技師が標本を作製し、病理医が顕微鏡などで調べて診断を行います。例えば、癌の場合、性状や広がりなど、より正確な診断結果を提供しています。

また、手術中に採取された検体の迅速検査も行っており、その結果で、術中の手術方針が決定されます。

<細胞診検査>
喀痰・尿・胸水・腹水や、気管支擦過、乳腺・甲状腺などの病変部を穿刺吸引して採取された検査材料などから標本を作成し、細胞検査士が顕微鏡で悪性細胞や病気の原因となる細胞がないかどうかを調べます。悪性の病気が疑われた場合は、病理医が再度、顕微鏡で検査して診断を行います。

<病理解剖>
病理解剖とは、ご遺族の承諾を得て、亡くなった患者さまのご遺体の解剖を行うことです。

亡くなった患者さまの病名・死因の確定、病気や各臓器の状態の確認、治療効果の判定、臨床上の疑問点の解明などを行います。

生理機能検査
解析付心電計(FCP-7541)
解析付心電計(FCP-7541)

生理検査室では、心電図や脳波、超音波検査などを行っています。

生理機能検査は、検体検査と異なり、医師や検査技師が患者さまと直接接して検査を行います。検査は、循環機能に関するもの(心電図・ホルタ(24時間)心電図・超音波検査・血圧脈波・指尖容積脈波)、呼吸機能に関するもの(呼吸機能検査 睡眠時無呼吸検査(簡易法))、神経機能に関するもの(脳波)などがあります

待ち時間を出来るだけ少なくし、患者さまにやさしい検査を心がけています。